CoderDojoでメンターしてみて思うこと
CoderDojo Advent Calendar 2018 - Adventar の23日担当のtakasyです。 今年初めてメンターに参加したので、つらつらと振り返ってみたいと思います。
CoderDojo
CoderDojoというのをご存知ですか?
自分は、どこかのカンファレンスでのセッションをきっかけに知るようになりました。 子どもたちがプログラミングを教えてもらうのではなく、一緒にプログラミングをするといった集まりだと認識しています。(多分合っているはず、多分) 公式サイトのスライドで雰囲気が分かるのでぜひご覧ください。
教会に通う中で子どもたちと接する機会もそこそこあり、子どもたちに教える形以外でプログラミングを使って交流出来ないかなぁと思っていたところだったので、セッションを聞き興味を持ちました。 検索してみたら近くで開催されていたので、2月にCoderDojo御茶ノ水に参加させて頂くことにしました。 今年で大体5, 6回くらいメンターとして参加させて頂いたと思います。 メンターで参加しているといっても、ほぼニンジャ(参加する子どもたち)の隣でPC開いてScratchはこういうことが出来るのかぁと触ってみているだけですが。
気づき
参加してみて、色々と気づきがありましたが、その中で特に思ったのは3点です。
- 子どもたちの感覚が自分の当時の感覚とかなり違う
- 若者向けのイベントが多い
- 個性の多様さ
子どもたちの感覚が自分の当時の感覚とかなり違う
当たり前と思われるかもしれませんが、子どもたちの生活や環境などを聞いて、そういうのもあるのかーと驚きました。 ホームスクールとか語学勉強とかゲームとか最近の流行りとか諸々。
選択肢が広がるので、様々知っておくことは大事だと改めて感じました。 ホームスクールとか一つの選択肢として大いにありだと思いました。 自分が見聞きして知っている感覚や世界以外のものがあるということを忘れてはいけないなと思います。
若者向けのイベントが多い
小中高生対象のイベントがあるのを初めて知りました。 特にこの未踏ジュニアというプロジェクトとか。
CoderDojoの発表会などもあるそうで、そこで発表することに慣れ、次に他の年齢制限が低いイベントなどに積極的に応募していく、という人もいて、良いサイクルだと感じました。
得手不得手もあると思うので、全員が全員やれば良いと思っている訳ではありませんが、そういうことも出来るのだと伝え、特別なことではないのだ、と実感させてあげられる環境を提供出来れば良いなと思います。 実績に基づく自信を養える環境は大事ですよね。自分にも言えることだと思いました。
個性の多様さ
一人ひとり本当に個性が違うなぁと、様々な人と接する機会を増やせば増やすほど感じます。 忠実にチュートリアルに沿って進める人、チュートリアルすらも聞かず自分でどんどん機能を触って試してみる人、やりたいことが大きいけど細分化するのは面倒がってやめようとする人、パターンを紙に書き出して仕様書的なものを自ら書いてくる人、ひたすら音にこだわる人などなど。
仕事をしている中でも感じますが、大人よりも純粋な分個性丸出しで、より顕著になって面白いです。(接し方に悩むときはありますが) その個性を伸ばせるようにそっと次を提案する、というレベルに徐々に挑戦していきたいですし、貴重な個性なので、大人子ども関係なく個性を伸ばす環境づくりは学びたいなと思います。
他道場
御茶ノ水以外にも他の道場を見てみたいと思い、埼玉の道場にも一度参加させて頂きました。 チャンピオン(そこのCoderDojoの運営者)によって道場の特色が結構違いそうな印象は受けていましたが、実際に他の場所に参加してみて違いを実感しました。 開催回数による慣れの違いもあり、埼玉は熟練した印象を受けました。 参加しているニンジャたちも回数を重ねているようだったので、作っているものもレベルが高いように思いました。
また、最近では知り合いが三鷹でCoderDojoを開いたので、そちらにも参加するようになりました。 大した戦力にはなれていませんが、わいわいプログラミングできる機会が増えるのは面白くて良いですね。 どういう道場になっていくのか楽しみです。
終わりに
今年はひとまず参加するというレベルでしたが、今まで知らなかった世界に触れられたので、とても良い機会を得られました。 今後はちゃんとUnityを勉強していきたいと思っているので、来年はScratchというよりはUnityよりでメンターに挑戦していければいいなと思います。
自分が感じたことは上述したとおりですが、皆さん参加することで何かしらの気づきを得られると思います。 興味を持たれた方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか? かなり色々な場所で開催されているので、検索してみるとお近くで開催されているかもしれません。
Kontribute環境準備でJDKで詰まった時
Mac miniが昨日届き、開発環境を整えていますが、普段使いのMacbook Proと同じ環境にならず苦戦しています。
その中の一つとして、Kotlinのコントリビュート環境を整えるべく作業していた時に、JDKの設定で詰まったので、ビルドを通すまでの対処をメモしました。
基本的には
shiraji (@shiraj_i) | Twitterさんのこちらの資料で事足りると思います。
動画
スライド
実のところまだ動画で補えていないので、これから拝見させて頂こうと思っています。
(今回詰まったところの説明もあったりして。)
まず1つ目、JDKの取得
旧バージョンのJDKのダウンロード方法 - Qiita
こちらにあるように、過去のバージョンは下の方のJava Archiveという項目に行けばあります。
1.6に関しては本家KotlinのReadMeにあったリンクから取得しましたが。
GitHub - JetBrains/kotlin: The Kotlin Programming Language
取得してきたら、先に紹介した資料を元にパスを通しましょう。(export 〜のところです。)
色々通ってビルド出来そうになったらIDEAのConfigurationを選択してビルドしてみましょう。
次に2つ目、ビルド時のエラー
上記のビルドを試したら転けました。
Could not target platform: 'Java SE 9' using tool chain: 'JDK 8 (1.8)'.
自分が違うパスを指定した可能性が高いので、詰まる人は少ないかもしれませんね。
intellij idea - Gradle - Could not target platform: 'Java SE 8' using tool chain: 'JDK 7 (1.7)' - Stack Overflow
これは設定のところから、
Build, ... > Build Tools > Gradleを選んで、
Gradle JVM: のところが9になっていると思うので、1.8に変えます。(画像は既に1.8ですが
。ちなみにこの1.8.0_181ではない可能性高いので、ご自身が信じた1.8.0を取得してきて下さい。ちゃんと分かったら追記します。)
大体Macだったら同じようなパスだと思います。違ったら9のパスの親を辿っていくと見つかるのではないでしょうか。
これで通ると思います。結構待って、IDEが立ち上がればOKです。
ちなみに
実はこのビルド時に左下で激しく主張されていました。どうやら指定しているバージョンがあっていないとのことで。落としてくるJDK間違えたか...。
あとで直します。
ビルドが通った後は
issueをちゃんと見て、どれが出来るかなーというのを見ないとですね。これはもう色々と読み漁って感覚掴まないと難しいんだろうなぁと思いながら、ちまっちまチラ見してる感じです。本当にちょっとだけど。早く感覚掴みたい。
という訳で、Have a nice Kotlin!